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【レビュー】 NUMBER GIRL『SAPPUKEI』

今回のレビューは、2002年に解散した日本のバンド、ナンバーガールが2000年にリリースしたアルバム『SAPPUKEI』です。


SAPPUKEISAPPUKEI
(2000/07/19)
NUMBER GIRL

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あぁ、好き。

7点 永作佳紀(23歳・男) →創作集団 Ditto

 「SAPPUKRI」を聴いているときだけボクの身体に流れる時間は早くなると思います。生き急ぐ感じで、やりたいことが胸につまってきてドキドキするの。
 「SAPPUKRI」を聴いていると自意識が吹っ飛びます。街中でウォークマンで音楽を聴きながら、身体や首でリズムをとる。客観的に見るとちょっとヘンなのか? でも仕方ない、身体が動いてしまうんやもんね。
歩くのが早くなる。
ガッツポーズをしたくなる。
信号待ちの横断歩道の一番先頭に出たくなる。
電車の座席に座れても立ちたくなる。
ご飯が食べたくなくなる。聴き終わると食べたくなる。
ついでに食べ物じゃないものも食べたくなる。
駅の細いポールにかぶりついてみたら、ちょっと満足できた。
くもりの日に聴くのがあっているような気がする。
聴いていると雨が降り出す。
鳥のフンも振ってくる。
猫が良く現れる。
あぁ「SAPPUKEI」好きやなぁ。
 どうしてこのアルバムをリアルタイムで聴かなかったんだろう、と思ってしまいます。ボクがナンバーガールを知ったのは解散をしたあとでした。最近思うのは好きな音楽ほどリアルタイムで聴きたいということで、音楽を聴きながら時間の距離感を想像すると興奮してきます。一緒に生とるかもしれんと想像できるし、そうゆう音楽の楽しみ方があることに気づけたのが今回のアルバムです。だからずっと前のアルバムなんだよな、と思うとテンションがどんどん下がっていってしまいます。


まさに、殺風景な時代の

4点 ササキ・タカシ@管理人(26歳・男)

 懐かしいなあ、ナンバーガール。彼らを初めて聴いたのは学生時代。大学で周りの連中がナンバガナンバガ言ってたんで、どんなもんかなと思って本作を聴いてみたんですね。いやー、わからなかったなあ。僕、USオルタナみたいなの苦手だし。ボーカルががなるのも苦手なんですよね。でも、みんなが良い良い言うもんだから「良いものなんだろうな」って思って何度も何度も聴きましたよ。若かったなあ、自分。おかげで鼻唄を歌える程度まで聴きこんだ頃には「ポップだな」って思えるようになって「SAPPUKEIは傑作だよね」なんて話も出来るようになりました。
 でもね、もし当時の自分に会えるならやっぱり言ってやりたいですよ。「お前、無理するなよ」って。だってお前、「傑作だよね」なんて言えるほどナンバーガールに夢中になれたか? 本作をきっかけにオルタナに対する偏見を捨てられたか? そんなことないよな。久しぶりに聴いてみて確信しましたよ。当時の僕は、ほんのちょっと「聴けるな」って思ったくらいで無理してわかったふりしてただけだったんですね。
 まるで恐ろしく巨大な敵と対峙したかのような爆裂のギターリフ。あまりにも分厚く鋭い低音とハイハットの高音が脳味噌の血管を駆け巡り埋め尽くしていく。この得体の知れない大きな塊に頭を殴れるような感覚に、少し、眩暈がする。インパクトは充分だった。とんでもない熱量だ。詩作はナンセンスでメランコリックで、時折、いかにも青春な爽やかさが顔を出す。ナンバーガールはやっぱり言葉の力が凄いなあ。わけはわからないけど何だか、凄い。一曲の中に必ずフックになるようなキャッチーなフレーズがある。ボーカルの向井氏はそれを力いっぱい、がなる。ファズをかけまくったギターが乗り移ったかのように、がなる。そうだ、本作は向井氏がギターそのものになっている。ベースであり、ドラムになっている。人間と楽器の境界線があやふやに溶け合った、もの凄いアルバムなのかもしれない。
 しかし、それでも本作を「傑作」だなんて今の僕には言えません。だって、猥雑じゃないですか。いやね、その猥雑さが本作の魅力なんでしょうし、そこはもう、聴く人の好みの問題になってしまうわけだけれども、僕には緊張感があまり感じられないんですよね。で、一番ネックなのがボーカルだと思うんですよ。がなり過ぎて、歌詞が聞き取れない。結構なデメリットですよ、それ。本作を評価している方々はそこら辺はどうお考えなんでしょう。少なくとも僕は「歌詞なんて聞き取れなくても関係なく素晴らしいバンド」だとは思わないんですけどねナンバガは。
 既に邦楽ロックのクラシックとなっている雰囲気の本作ですが、今の僕にはどうも時代を感じさせる作品となってしまったなという印象があります。実際、本作以降に本作と似たようなことやってるバンドが溢れかえっちゃって、もの珍しいサウンドでもなくなっちゃったしなあ。久しぶりに聴いて良かったですよ。わかったふり、なんて、するものじゃないっすね。僕には本作より好きな音楽が、たくさんあります。例えばね、みなさん知ってます? 僕、最近、ZAZEN BOYSってバンドを聴いてるんですよ。そのバンドの新作がね、凄いんですよ~。少なくとも本作『SAPPUKEI』よりずっと緊張感があって、ずっと言葉が胸に突き刺さってくる。そんな今の僕に、ナンバーガールを評価することは難しいです。
 

参考リンク

「Sappukei」 Number Girl:無責任批評:So-net blog

巻き舌の歌姫:NUMBER GIRL 「SAPPUKEI」

SAPPUKEI-光彩、共振、在。


number girl-urban guitar sayonara






今回の選盤理由(ササキ・タカシ@管理人)

・ナンバガをやるタイミングをずっと探してて。でも来週どうしてもZAZEN BOYSをやりたかったので、じゃあその前にナンバガやっちゃおうかと。

・『SUPPUKEI』はナンバーガールの代表作になっているようなので。



次回(9月28日更新)のレビューは、
ZAZEN BOYS『ZAZEN BOYS 4』です。

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テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/23(火) 10:34:17|
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  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0
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このブログは、80年代に生まれ90年代の音楽を愛した、心は14歳、体は20代のロック少年が、2000年代に発売されたロック・ミュージックをレビューする感想サイトです。

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10点→生涯の名盤。
9~8点→夢中になれる傑作。
7~6点→良いアルバムだと思う。
5~4点→普通に聴ける。
3~2点→ちょっと退屈。
1点→良さがわからない。
0点→不快。

2009年5月より、採点の仕方をちょこっと変更。
pitchforkにならって点数を小数点第一位まで表示。
管理人の採点をちょっと甘めにしました。

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