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【レビュー】 チャットモンチー『生命力』

今回のレビューは、日本のバンド、チャットモンチーが昨年2007年にリリースしたアルバム『生命力』です。


生命力生命力
(2007/10/24)
チャットモンチー

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妹を抱いた母親と真面目過ぎる父親と、俺

7点 まさゆき(25歳・男) →非社会人的会社員が音楽なんかを語る

カワイイ。特にベースの福岡晃子(愛称:あっこびん)が好きだ。とりあえずタイプだ。うわ!冒頭からおもいっきり気持ち悪いが、音楽とは関係のない事・・・とは思うも大切な事だ。ブサイク女(失礼!)に「わたしが神様だったら~」とか歌われても萎え萎えしてしまうし。しかし、そうは言っても、ルックスだけに惹かれて、あるいはルックスだけで無視する様な、アイドル大好きキャラではない僕は今、『生命力』を購入し聴いている。

彼女達との出会いは、“超”が付くほど普通だ。「元スーパーカー、いしわたり淳治プロデュース」たったそれだけの事で、邦楽ロックから離れていた僕はチャットモンチーを知り、ファースト・アルバム『耳鳴り』を手に取った。しかし、そうは言っても、“いしわたり淳治プロデュース”だけに惹かれて、洋楽なら2枚は買う事が可能な3000円もする邦楽アルバムを買うほど、僕はお人好しではない。それでも、僕はどういう訳か『生命力』を購入し聴いている。

けして革新的な音楽性で挑戦して行く様なポテンシャルが感じられる訳でもなく、新曲がリリースされればテレビ番組にも出演する、一見すると程程に人気のある普通のアイドルバンドですらある。なんで僕は、あるいはロック好きは彼女達に惹かれるのか?その自問に対する明確な自答は出せていないのだが、身勝手な暴走をここでさせて頂くと、僕の中にある女の子願望を彼女達は具現化して、大好きなロックのビートにそれを乗せてくれている。もっと解りやすく言うと、チャットモンチーを聴いている間は、僕自身が女の子になってしまっているのだ。

好きな女性ミュージシャンは数あれど、そんな事を思わされ、過剰なほど感情移入した例は恐らく他にはない。ポップスだろうが、ロックだろうが、ソウルだろうが、ジャンル問わず女性が歌う音楽を聴く時は、その人物にアルバム一枚の間だけでも恋の様な感情を抱いて、あるいは性的興奮を覚えながら、あるいは好きな女の子の事を妄想しながらニヤニヤ聴く訳だが、はしえりちゃんの幼さが残る歌声に、そんな恋愛対象的な感情は抱けない。その代わりに、僕はワタシになっちゃう。

誰もが持っている(た)異性への憧れ。そんな、意識せずとも忘れてしまっている本能にも近い感覚を、甦らせてくれる。それ故に、どんなに頑張っても女にはなれない僕が、チャットモンチーを聴く時の感情は、嫉妬なのだ。ああ、なれるものなら、福岡晃子になりたい。


“負”女子に明日はない

5点 荒井ヒロネ(22歳・女)

chatmonchy01_convert_20080622023748.jpg
chatmonchy02_convert_20080622024001.jpg



あのー好きなんですけど、付き合ってください・・・

6点 永作佳紀(23歳・男) →創作集団 Ditto

 シャングリラを聴いたときのことは忘れられなくて、のどに魚の骨が刺さったような曲だなぁと思っていました。それがなんとも気持ち良くて何回も聴きました。
 そして『耳鳴り』を聴いてチャットモンチーに恋をしたわけですよ。せこいよ! 日本中ほとんどの人たちが恋をするよ! だってかわいすぎるもん。
ああ、本当に恋をしていたみたいで、あのドキドキがする。していたなぁ。だから『生命力』で冷めてしまった感はあります。『耳鳴り』であんなに好きになって次でもっと好きになるなんてどうなってしまうんだーとか考えてたからね。
普段ならアーティストの情報を調べないボクなのですが、チャットモンチーは調べてみたのです。歌詞を先に3人それぞれが書いてそれに橋本さんが曲をつけるみたいです。それでボクの好きな曲をピックアップしていったら見事にドラムの高橋さんの曲に当るのです。ボクは歌詞はほとんど聴いていないのです。歌詞によって生まれる曲って違うんだと実感したのです。



宙に浮く、男子の気持ち

5点 ササキ・タカシ(25歳・男)

 難しいなあ。さっきから何度も何度も彼女たちと彼女たちのアルバムのことについて書こうと努力をしているのですが、書いては消し書いては消しを繰り返しています。曰く「ガールズポップというあやふやな言葉の定義」とか、曰く「80年代後期から続くアイドル・バンドの系譜」とか、そういうどうでもいいことに話がそれちゃうんだよなあ。そんなことが書きたいわけじゃないのになあ。「なぜ僕たちはチャットモンチーが好きなのか」、僕が言葉にしたいのはその一点だけなのに。
 彼女たちはまあぶっちゃけプロダクション的には何一つ目新しいことはしていなくて、サウンドは単なるパワーポップっていうかWEEZERの流れの、言わば廉価版アジカンみたいな音で非常に聴きやすいわけなのです。意匠的にもレベッカ、ジッタリン・ジン、プリンセス・プリンセス、少年ナイフ、JUDY AND MARYとかの流れに忠実にハマっていて、しかも椎名林檎、aikoあたりもちゃんと通過してるっていうか、あれ、ここ林檎じゃね? みたいな、部分部分かなりデジャヴな、僕も『とび魚のバタフライ』を聴いて何となくジュディマリの『RADIO』なんぞを思い出しちゃったりしたのですが、いや、だからといって「パクリだ」とか「オリジナリティがない」とか言いたいわけじゃなく、いつの時代にも必ず存在した“その時代の女子の等身大の気分を代弁するガールズポップバンド”として確実に機能している現在最強のバンドがチャットモンチーなんだなあ、とか思ってるわけなのですが、あ、いや、そんな時代を代弁してるかどうだなんてことが書きたいわけじゃないのになあホント、なんでそういう話になっちゃうかなあ。
 このアルバムは完成度の面で言ったら非常にクオリティは高く、誇張ではなく本当に「全曲シングルにできる」ほどのポップな楽曲がズラリとならんでいまして、いや、ですからポップ・ミュージックに“イビツさ”を求めてしまう僕にとってはそこが多少退屈なところではありますが、だからといって全くエッジがないのか? と言えばそんなこともなく、『シャングリラ』その他、いくつかの楽曲で部分的にハッとさせられる点はありまして、そこらへんは上記したガールズポップのアーティストには到達できなかった地点に手を伸ばしているのは確実で、いや、違う、そんなことが書きたいんじゃない! 彼女たちに対して音楽自体の可能性を語ることなんてほとんど無意味だ! 彼女たちはただ真摯に、“良い曲”を演奏しているだけなんじゃないのか? いや、ただ良い曲を演奏してるだけじゃこんな人気者になるはずないだろ? 馬鹿じゃないの? 駄目だ。今の僕には彼女たちのことを上手く言葉にしてあげる事はできないよ! 保留保留! 次のアルバムに期待だ! もし次のアルバムが音楽的に進化したものになってたら、きっとすごいバンドになっちゃうと思うよチャットモンチー! ハッハッハー!
 難しいなあ。さっきから何度も何度も彼女たちと彼女たちのアルバムのことについて書こうと努力をしているのですが、書いては消し書いては消しを繰り返しています。「なぜ僕たちはチャットモンチーが好きなのか」、僕が言葉にしたいのはその一点だけなのに。


萌えますなあ。

8点 マサ太郎(22歳・男) →Blogs Like Teen Spirit 2

 「何故に今、チャットモンチーなんだ?」と、ササキ先輩のセレクト・タイミングを疑問に思いつつも、久しぶりに聴いてみた。うん、やっぱり良い。前作『耳鳴り』が上京一年目の戸惑いをすくい上げたアルバムだったとすれば、本作はまんま「上京二年目」なアルバムだ。地元に残してきた家族の温もりが薄れていく実感と、東京に慣れていく自分に対する僅かな戸惑いなんかが、相変わらず瑞々しいギター・サウンドの上で活写されている。大学生的に喩えれば、ちゃんと毎朝授業に出て、花形サークルに入って、たくさん友達つくって、でも恋愛にうつつを抜かして単位を何個か落としたり、たまに授業出れなかったり、そんな感じの女の子による典型的な現代っ子ロックでしょう。合コンで必ずしもモテなそうなルックスも良い。偉そうに言えばそれ以上でも以下でもないのだけれども、まあそれこそが良いんだな。彼女たちの場合は。で、んと、いつも長々書いてますんで、今回はこんなもんで失礼いたします。


参考リンク

音楽日和(仮) | 生命力/チャットモンチー

Over The Border 特に何も

Blogs Like Teen Spirit 2 ~現役理系大学生がエセ文系っぽく語るロックやらソウルやらヒップホップやら~:【新譜】ギター・ロック新世代 (チャットモンチー) - livedoor Blog(ブログ)

そうずら。 : チャットモンチー / 生命力

DOGROCK : 周回遅れの2007年私的ベストアルバムランキング 第2位

生命力 / CHATMONCHY ('07) musyt.blog/ウェブリブログ

微動電信: パンチ力充満、チャットモンチー2nd

生命力 - オレモリ!! monch71編

チャットモンチー『生命力』 名盤!/ウェブリブログ

南国風トロピカル焼きそば | 生命力






今回の選晩理由(ササキ・タカシ)

・6月25日にニューシングル『風吹けば恋』がリリースされるため。

・メジャーリリースでの二枚のフルアルバムうち今作の方が曲の水準が高いと感じたから。

・本当は「なぜ僕たちはチャットモンチーが好きなのか」をテーマに1~2時間くらい飲み屋でディスカッションをしたいのだけど、そんな機会もないので今回はレビューしていただきました。


次回(6月29日更新)のレビューは、
The Libertines 『Up The Bracket』です。
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テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/06/22(日) 19:43:35|
  2. レビュー
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:5
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コメント

パソコンが壊れたままなので今回は簡易更新となります。
あとマサ太郎氏と永作くんのレビューもあるのですが、明日中には掲載しますごめんなさい。
とりあえずは、まさゆき氏の熱い文章と荒井さんのキュートなイラストをお楽しみくださーい。
パソコンは早めになんとかしまーす。
  1. 2008/06/22(日) 20:25:32 |
  2. URL |
  3. ササキ・タカシ #4O1D1FCQ
  4. [ 編集]

いやーいい

このアルバムは僕もレビューを書いた覚えがあります。

個人的には断然耳鳴り派なのですがそれでもたまに曲単位で聴きたくなるポップさは買いでしょう。多分次作も聴くんだろうなあ。

普段から個々の人のサイトを覗いてるのでこんな豪華なクロスレビューが見れるサイトをいつも楽しみにしています。次回はリバティーンズですか~予習しとこ(笑)
  1. 2008/06/24(火) 01:53:48 |
  2. URL |
  3. ルック #-
  4. [ 編集]

あ、ルックさん、コメントありがとうございます。

なんかアレですよね、男連中がもれなくキモいレビューばかり書いてくれただけでも素晴らしいバンドだと思うんですよねチャットモンチー。
彼女たちの魅力の本質はもう、まさゆき氏がほぼ100%言い当てるところの「僕はワタシになっちゃう」ってことだと思います。

>次回はリバティーンズですか~予習しとこ(笑)

なんならそのままレビュー書いていただいて、うちに載っけさせていただいて・・・
  1. 2008/06/24(火) 10:43:13 |
  2. URL |
  3. ササキ・タカシ #4O1D1FCQ
  4. [ 編集]

なんていうか上手い表現が見つかりにくいんですよね。特別歌詞に共感している訳でもないし…ああやっぱり女性じゃないとって感じで。
でも聴いてる男共はそれを理解したくて聴いてる間はワタシになっていくんでしょうね。それが魅力の一つっていうのは良く分かります。

それでレビューの件ですが、今年に入ってからまだ1件も書いてない未熟者ですがそれでよければやらせて頂きたいと思います。

ただ今週は少しバタバタしてるので土曜日あたりの投稿になりそうです、それでよければお願いします。
  1. 2008/06/25(水) 23:42:33 |
  2. URL |
  3. ルック #-
  4. [ 編集]

>ルックさん

>ただ今週は少しバタバタしてるので土曜日あたりの投稿になりそうです、それでよければお願いします。

お、お、マジっすか。
よろしくお願いします。
よろしければ下記のメアドに送ってください。
sasaki004y@yahoo.co.jp
楽しくなってきたなあ。
  1. 2008/06/26(木) 11:12:04 |
  2. URL |
  3. ササキ・タカシ #4O1D1FCQ
  4. [ 編集]

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  1. 2008/06/24(火) 05:48:41 |
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10点→生涯の名盤。
9~8点→夢中になれる傑作。
7~6点→良いアルバムだと思う。
5~4点→普通に聴ける。
3~2点→ちょっと退屈。
1点→良さがわからない。
0点→不快。

2009年5月より、採点の仕方をちょこっと変更。
pitchforkにならって点数を小数点第一位まで表示。
管理人の採点をちょっと甘めにしました。

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sasaki004y@yahoo.co.jp

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