放課後、図書館からロック・ミュージック。

Add some music to your day.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【レビュー】 Perfume『GAME』

今回のレビューは、日本のアイドルユニットPerfumeが今月4月16日にリリースしたアルバム『GAME』です。


GAMEGAME
(2008/04/16)
Perfume

商品詳細を見る



無条件で楽しいよ

6点 永作佳紀

 ボクにとってアイドルと言えば、高校生のとき、毎週火曜日発売のプレイボーイという雑誌でグラビアアイドルを見ては楽しんでいたが、高校を卒業してからはなんともアイドルという言葉自体を忘れていた気がする。今回の感想で「最近一番売れているアイドルのCDだから」と言われてCDを渡されたんやけど、あんまり期待はしてなかったの。ところがどっこい一発で心を捕まれましたよ、やつらに。聴いた途端、踊り出したよ、リズムを取り出したよ。すごくキャッチーな曲たちで、なにより楽しい! 無条件で楽しいのさぁ。だから聴きやすいのなんのって。そんでボクはユーチューブでパフュームを検索しましたよ。それでかわいいのなんのって。曲からしてダンスはかっこよく踊っているイメージだったが、そんなにかっこよくはなかった。なんか味があるというか愛せずにはいられないダンスですね。
 なんかアイドルってすげぇよなぁ。今回のアルバムを聴いてボクはうるおってしまいましたよ。数年前の「癒し系アイドル」なんてよくわからないが、今回は楽しいうるおいを与えてくれたね。こんなの初めてやわ。
 でも何回も聴けるものじゃなかった。毎日毎日聴いておると飽きて仕方がなかった。聴いても楽しくならないのよ。そんでしばらく聴かないでいたら、街中でポリリズムが聴こえてきて、ボクは楽しくて仕方がなくなって小さくリズムを取った。いやぁたまに聴くと最高ですね。


この2008年の日本でアイドル・ポップがウケた、それが何より凄いこと

7点 ササキ・タカシ

 まず前提として言わせていただきたいのが、上の永作くんはほとんど予備知識もなしにこのアルバムを聴いてレビューをしているのであり、僕の方は元々アイドルオタクで、もちろん今までの彼女らの活動を知っていながらもそこまで熱心にフォローしていたわけじゃない中途半端なリスナーだった、ということです。ですから恐らく主観と客観がごちゃ混ぜの感想になってしまっているであろうことをお許しください。今このアルバムをレビューするという行為は、非常に、難しい。ですので少し箇条書きで思ったことを綴らせていただきます。
 ①J-POP史上、稀に見る批評性を持ったアイドル・ポップ・ソング・アルバムなのではないでしょうか。J-POP、アイドルポップス、テクノ・ポップ、ダンス・トラック、ロック・ミュージックっていう、それぞれに異なった視点で様々な角度から論ずることの出来る珍しいアルバムだと思います。
 ②音のクオリティ云々よりもまず、存在のポップさが近年稀に見るというか。女子たちは「可愛い~」と言いながらこのアルバムを聴き、音楽ファンは「Perfumeっていうか中田ヤスタカが好きなだけなんだけどね」と言い訳しつつもこのアルバムを聴き、アイドルオタクは「俺は前から応援してた」あるいは「前の曲の方が良かった」とか言いながらこのアルバムを聴き、しばらく熱心に音楽を聴いてなかったリスナーは「よくわかんないけど、なんか良いんだよね~」と言いながらこのアルバムを聴くと言う、ポップ・ミュージックの本来的な役割(=ポピュラリティ)を持った久々のアルバムだと思うんですよ。
 ③Perfumeは可愛い。しかし、おかしい。ルックスはそんなに可愛いわけではない。素人の女の子でももっと可愛い子はいる。でも、彼女たちが歌って踊る姿はやはり「可愛い」と言える。それっていうのはまさに、アイドル的な、おニャン子やSPEEDやモーニング娘。ら先人たちもかかっていた、ある一定の時期の女の子独特の魔法なんだと思うんです。可愛い子はいくらでもいますが、「可愛い」の価値観を更新できる女の子はそう多くはいないのです。
 ④サウンド自体は既に10年前にはベタになってしまっていたものですよね。問題は、なぜに今まで邦楽はこの手のサウンドをポップ・ソングとして取り込むことが出来なかったんだということなわけで。
 ⑤個人的にはアンダーワールドやダフト・パンク、最近で言うところのジャスティスやシミアン・モバイル・ディスコの3倍は好きです。
 ⑥しかし僕はこのアルバム、諸手を挙げて大絶賛! という感じではありません。普通に良かった、くらいの評価です。だって、満を持してリリースされたわりには、「渾身の勝負作です!」って気負いがかけらも感じられないっていうか。これくらいのクオリティだったらいつでも作れそうな雰囲気すら感じるからです。もっと『ポリリズム』とか『チョコレート・ディスコ』並みか、それ以上のクオリティをもった曲が10~12曲入ってるようなアルバム、作れちゃいそうですよね、たぶん。
 ⑦ただ何より感心するのは、単純に「曲が良い」ってことなんじゃないでしょうかねえ。メロディと、それに乗っかってる歌詞のハマり具合とか。良い曲を丁寧に作って丁寧に1枚のCDにしましたっていう、当たり前なことを当たり前にやっているアルバムだと思った次第です。


スポンサーサイト

テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/04/27(日) 21:42:38|
  2. レビュー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<それでは聴いてください、The Magic Numbers “Forever Lost”  | ホーム | それでは聴いてください、Underworld “Crocodile”>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://asrmftl.blog62.fc2.com/tb.php/25-f348e792
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ランキング攻略中!

FC2 Blog Ranking  にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ 
クチコミblogランキング TREview  人気ブログランキングへ 

プロフィール

ササキ・タカシ


このブログは、80年代に生まれ90年代の音楽を愛した、心は14歳、体は20代のロック少年が、2000年代に発売されたロック・ミュージックをレビューする感想サイトです。

点数基準
10点→生涯の名盤。
9~8点→夢中になれる傑作。
7~6点→良いアルバムだと思う。
5~4点→普通に聴ける。
3~2点→ちょっと退屈。
1点→良さがわからない。
0点→不快。

2009年5月より、採点の仕方をちょこっと変更。
pitchforkにならって点数を小数点第一位まで表示。
管理人の採点をちょっと甘めにしました。

当ブログで記事を書いていたただける20代の方、募集中です。レビューが書きたくてたまらない方、既に自分のブログをお持ちの方、ロックは好きだけど自分でブログをやるのが面倒臭い方、どんな方でもお待ちしています。むしろロックなんてあんまり聴かないような方、大歓迎です。ご連絡ください。

sasaki004y@yahoo.co.jp

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。