放課後、図書館からロック・ミュージック。

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【レビュー】 くるり『TEAM ROCK』

80年代に生まれ90年代の音楽を愛した、心は14歳、体は20代のロック少年が、2000年以降に発売されたロック・ミュージックのアルバムをレビューするこのブログ。
今回のレビューは、今年2月に発売されたライブアルバム『Philharmonic or die』が好評、くるりが2001年に発表したアルバム『TEAM ROCK』です。


TEAM ROCKTEAM ROCK
(2001/02/21)
くるり

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ロック・チーム、くるりを愛する僕らの苦悩

6点 ササキ・タカシ

ひとところには留まれない人がいる。同じ場所に立ち続けることが苦痛な人は、確かにいるのです。例え何か特定のことで認められたとしても、それ自体にももはや「ファック」を唱え、変化し続ける道を無意識に選んでしまう悲しい人たちは、本当にいるんですよ。
 この『TEAM ROCK』というアルバムが発表される以前、僕はくるりのことを「70年代フォークソングを轟音ギターでやってるオルタナバンド」くらいのイメージしか持っていませんでした。ところがどっこい、今作にも収録されているシングル曲『ワンダーフォーゲル』を聴いた時、そんな僕の誤ったイメージは完全に打ちのめされてしまったのです。だって、なんか、ハウスっぽいんですよ? や、当時はハウスなんて音楽には全く知識がなかったもんだから「なんか、電気グルーヴっぽい」って思ったんですよ。ギター、ベース、ドラムの3ピースバンドが、いきなり電気グルーヴになってしまったことの衝撃と言ったら、もう。しかも普通に、さらっと傑作だったんですよ、その『ワンダーフォーゲル』が。くるり、すげえ、カッコいい。これは完全にくるりの時代が来ちゃったんじゃないの? なんて無責任に思ってしまったものです。
 ですが、今作『TEAM ROCK』は少なくとも僕の周辺の人間には、あまり高評価を得ることはできなかったようなのでした。「前と変わっちゃって、ちょっとガッカリだね」、「うん、ちょっとね」。どうやら前作にあたる『図鑑』というアルバムは、多くの人にとって金字塔的作品だったようです。若かった僕は心の中で毒づきました。「このポジティブな変化を認めることが出来ないなんて、どれだけファックな耳してんだ」と。
 でもごめんなさい。くるりさん、ここで僕は謝罪します。そんな僕でも、次作の『THE WORLD IS MINE』の変化にはちょっとついていけませんでした。「どうして『TEAM ROCK』みたいなのをまた作らなかったんだ」と、思ってしまいました。それくらいこの『TEAM ROCK』、僕にとっての金字塔的作品だったんですよ。
 今作の発売から7年近くたった今でも、くるりは変化をし続けています。変わり続けなければいけない、という切なさを背負って、くるりは活動を続けています。いやあ、最新作『ワルツを踊れ』、すごく良かったです。もちろん、『TEAM ROCK』ほどじゃあないですけどね。でも僕はもう彼らに第2の『TEAM ROCK』なんて絶対望みません。ああ、くるりよ、『TEAM ROCK』みたいな過去の作品をまだ愛している僕に、「ファック」と言ってくれ。また『図鑑』とも『TEAM ROCK』とも『ワルツを踊れ』とも全然違うような新しい金字塔を打ち立ててくれ。変化し続ける限り、僕はあなたたちを、愛さずに、いられない。


テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/03/16(日) 18:19:28|
  2. レビュー
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それでは聴いてください、フジファブリック “赤黄色の金木犀”

『それでは聴いてください』は、筆者がその日に聴いていた名曲を紹介するコーナーです。


“赤黄色の金木犀” フジファブリック




最新アルバム『TEENAGER』が好評な日本のバンド、フジファブリックが2004年に発表した3rdシングル。
匂い漂う情緒と、静と動のコントラストで表された疾走感。
アートと歌謡曲のバランスが良い塩梅のまさしく傑作。
フジファブリックみたいな自由な発想で音楽をやってるバンドがそれ相応のファンベースを築けてないっていうのは、とても寂しいことだと思う。




テーマ:お気に入りの曲♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/03/13(木) 21:23:45|
  2. それでは聴いてください
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  4. | コメント:0

それでは聴いてください、Lucky Soul “My Brittle Heart”

『それでは聴いてください』は、筆者がその日に聴いていた名曲を紹介するコーナーです。


“My Brittle Heart” Lucky Soul




英国のバンド、ラッキー・ソウルのデビューアルバム『恋はゴージャスに』に収録されている曲。
まず一聴して、「いつの時代の音楽なんだ、こりゃ」と。
60年代米国あたりのポピュラーソングと勘違いしてしまいそうだが、正真正銘、2007年に発表された楽曲だ。
『恋はゴージャスに』というアルバムにはこんなレトロ・フィーリングな曲がいっぱい詰まっている。
彼女たちの曲を聴いていると、知りもしない遠い昔のノスタルジィが胸に込上げ、少し、涙目になってしまう。



テーマ:お気に入りの曲♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/03/11(火) 00:19:44|
  2. それでは聴いてください
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  4. | コメント:0

【レビュー】 サンボマスター『サンボマスターは君に語りかける』

今回のレビューは、今年1月に発売された最新アルバム『音楽の子供はみな歌う』も好評な、サンボマスターの2005年発表の2ndアルバム『サンボマスターは君に語りかける』です。


サンボマスターは君に語りかけるサンボマスターは君に語りかける
(2005/03/24)
サンボマスター

商品詳細を見る



なんであなたはサンボマスターなの…

8点 永作佳紀

 このアルバムには感情移入しすぎてしまいます。今までで一番近くに感じるアルバムです。最初、何回か聴いたときはサンボマスターの曲の最初や最後に「歌声を起これ!」とか叫ぶのが、どうなのかな? と思っていたのです。別にそんなに具体的に叫ばなくても伝わっているよと。毎回聴くたびにそう思っていたわけですよ。
 でもいつもそうなのですが、気になるところは好きになっちゃうんですね。あのストレートすぎる叫びはちょっと恥ずかしいし厚かましいのですが、なんともそこが好きになってしまうんですね。そんな感じでボクにサンボマスターは近づいてきてくれるわけで。
そんでもって世の中には映画や写真や絵や音楽があるわけですけど、ボクがそれらをいいと思う基準は、走りたくなるか、ならないかなんです。サンボマスターを聴くと単純に走りたくなるんですね。
いつ聴いても、傷心を感じつつ走り出したくなるのは、サンボマスターが、ボクにはなんか合うんだろうなぁと思うのです。
なんかね、聴いていて抱きしめたくなるんです、サンボマスターを。抱いてほしいじゃなくて、抱きしめたくなるの、ああサンボマさん、なんであなたはサンボマなの…


古いタイプのロマンチストなだけなのかもしれません

5点 ササキ・タカシ

個人的に、サンボマスターは2000年代邦楽ロック最大の発明だと思っているのです。90年代J-POPを感傷的に思い出させるメロディ、シンプルでダイレクトで尚且つ文学的に吐き出される詩作、ブラック・ミュージックをベースにしたサウンドとボーカル。この『青春パンク』の括りで語るにはあまりにも技巧的で、しかしサウンドの複雑さを気にさせないほど荒くレコーディングされたトラックというのは、恐らくかなり意図的に作り出された結果のものであり、サンボマスターは現日本のメインストリームで一貫したコンセプトを持って活動をしている数少ないロックバンドの一つなんだと僕は思うのです。
 この『サンボマスターは君に語りかける』というアルバムは彼らの出世作であり、現在のところ最大の評価と売り上げを記録したアルバムとなっているそうです。でも、ちょっと待ってください。なんとなく、つり合ってない気がするんですよ。僕らはこんなにサンボマスターというバンドを愛しているのに、彼らはその愛に見合うだけの傑作をいまだに生み出してないんじゃないですか? 今作を聴いていても、まるで魔法にかかったような瞬間がいくつもあるにも関わらず、アルバム全体としては、普通の良く出来たロック・アルバムになっちゃってるんじゃないですか? おおっと、批判的なことを言うつもりはサラサラありません。ただね、ただ本当にサンボマスターこそが2000年代を代表する邦楽ロックアルバムを制作すべきなんじゃないのか、とか思っちゃったりなんかしてるんです。っていうか、もう何て言うか、21世紀のRCサクセションに、21世紀のブルー・ハーツになれるのは、彼らしか、サンボマスターしかいないと思ってたんですけどね、それって、やっぱり過大評価なんでしょうかね?
 今作の2曲目『青春狂騒曲』から『美しき人間の日々』までの3曲を聴いていると、僕の高慢な顔面から、笑みと涙が無意識に溢れてしまっていることにふと気付きます。確かに僕も、古いタイプのロマンチストなだけなのかもしれません。彼らの歌を聴いているその時間だけは、2000年代の邦楽ロック云々なんて面倒くさい屁理屈は忘れてしまっているのですから。


テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/03/09(日) 20:11:21|
  2. レビュー
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それでは聴いてください、M.I.A. “PAPER PLANES”

『それでは聴いてください』は、筆者がその日に聴いていた名曲を紹介するコーナーです。


PAPER PLANES” M.I.A.




M.I.A.の2ndアルバム『KALA』に収録されている一曲。
ただでさえアイディアの宝庫のようなアルバムの中でも、特に異彩を放っている。
サビの銃声バンバンバンバーン→カチャリ→お金チャリーンに感動。
残酷な世界の中で、それでもM.I.A.は踊り続けている。



テーマ:お気に入りの曲♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/03/07(金) 01:36:49|
  2. それでは聴いてください
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  4. | コメント:0

【レビュー】 The Mars Volta 『The Bedlam In Goliath』

今回のレビューは、今年1月の発売で既に「2008年のベストアルバム」との呼び声も高い、米国のオルタナ・バンド、マーズ・ヴォルタの最新作『ゴリアテの混乱』です。


The Bedlam in GoliathThe Bedlam in Goliath
(2008/01/29)
The Mars Volta

商品詳細を見る



聴くだけじゃやられっぱなしだー!

5点 永作佳紀

 自分から進んでは聞かないタイプのアルバムでとても楽しかった。っていうのが、まず思い浮かぶ感想で。
どう楽しかったっていうと、曲が次はどのように進んでいくのか? ということをちょっとづつ、ちょっとづつ、ずらしていく感じを味わえるアルバムだった。つまり曲が流れていて、いきなりギターがグイーンと強調し出したり、音がいきなり増えたり、減ったり。その極端さが絶妙で実におもしろかった。ボクはそんな感じで、次はなにがくるのか? ということを考えながら曲を聴いていた。
重量感のある音たちはボクの前をどんどん進んでいって、先に先に進んでいって、ボクは一生懸命ついて行った。しかもダッシュで。75分をダッシュで駆け抜けるのはなかなかしんどかった。
ただ今思うとこのアルバムを聴けたのはレビューを書くというノルマがあったからだと思う。なかなか75分のアルバムを聴くのは厳しかった。聴き終わってなんかやさしい感じの音楽が聴きたくなったり、そんな感じで頭を休めたくなった。今モラトリアムの真っ最中のボクには刺激が強すぎたのかな~
 7曲ぐらいのミニアルバムで短い時間で聴けるようなものにすればよかったのに・・・。
 いやいやいや、しかし待てよ!
この疲れる感じがマーズ・ヴォルタの特徴ではないか? このアルバムは「俺たちの音楽には体力がいるぜ!」と言わんばかりに主張しているようだ。これがマゾ体質のボクには気持ち良かったりする。だからけっこうそれで満足してしまうのだ。この音楽に立ち向かっていく、マーズ・ヴォルタと戦うような人をみてみたいなぁ~。


ラスト・ダンジョンの衝撃

7点 ササキ・タカシ

 ロール・プレイング・ゲームってあるじゃないですか? TVゲームの。ドラクエとかファイナル・ファンタジーみたいなやつ。あの手のゲームって大概、最後に敵の本拠地みたいな所に乗り込んで一番奥にいる黒幕を倒してクリアーっつうのがお決まりのパターンなのですが、それで、例えばですよ? 長い旅の果てにその敵の本拠地に辿り着いて、着いたら着いたで黒幕のところに行くまでが嫌になるほど長い道のりで、理不尽な罠があったり無茶苦茶な強敵が待ち構えてたりでそれでも頑張って潜り抜けて、やっとのこさで黒幕の所に着いたと思ったら、いきなり黒幕と思しきボスキャラが十数体くらいいっぺんに現れてきて、で、そいつらが例えばレッド・ツェッペリンだったりキング・クリムゾンだったりMC5だったり、あげくの果てにはマイルス・デイヴスみたいのまで出てきちゃったりで、「え? どいつが本当のボスなの?」なんて思う間もなく束になってかかってきて一瞬のうちにやられちゃって、それでもまあ諦めることが出来ずに再度やり直しをして、でもやっぱりまたやられちゃって、何度も何度もチャレンジしてるうちにゲームの本当の目的みたいなのを忘れてただひたすらボスキャラたちを倒すことだけに夢中になっちゃってるみたいな、そんなイメージのアルバムだと思いましたこの『ゴリアテの混乱』は。
 結論。一週間くらい聴いていたのですが、たった一週間で租借できるようなコンパクトな内容のアルバムではありません。
 クリムゾンの『太陽と戦慄』~『レッド』の3枚を愛聴する僕としては、いかにもプログレっぽかった前作『アンピュテクチャー』の方が好きですが、今作も凄まじいアルバムだと思った次第です。


テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/03/02(日) 12:00:57|
  2. レビュー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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プロフィール

ササキ・タカシ


このブログは、80年代に生まれ90年代の音楽を愛した、心は14歳、体は20代のロック少年が、2000年代に発売されたロック・ミュージックをレビューする感想サイトです。

点数基準
10点→生涯の名盤。
9~8点→夢中になれる傑作。
7~6点→良いアルバムだと思う。
5~4点→普通に聴ける。
3~2点→ちょっと退屈。
1点→良さがわからない。
0点→不快。

2009年5月より、採点の仕方をちょこっと変更。
pitchforkにならって点数を小数点第一位まで表示。
管理人の採点をちょっと甘めにしました。

当ブログで記事を書いていたただける20代の方、募集中です。レビューが書きたくてたまらない方、既に自分のブログをお持ちの方、ロックは好きだけど自分でブログをやるのが面倒臭い方、どんな方でもお待ちしています。むしろロックなんてあんまり聴かないような方、大歓迎です。ご連絡ください。

sasaki004y@yahoo.co.jp

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