放課後、図書館からロック・ミュージック。

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【レコメンド】 中山うり

推薦するアーティスト : 中山うり


ケセラケセラ
(2008/11/05)
中山うり

商品詳細を見る



夏祭り鮮やかに



夕焼け空に摩天楼




推薦者 : まさゆき(26歳・男) →非社会人的会社員が音楽なんかを語る

期待度 : ★★★

 『スヌーザー』誌の編集長言うところの、「26歳問題」というやつだろうか。つまり、この年齢くらいになるとロック不感症が起こり、どこかロックをカッコ悪い音楽として捉えてしまい、他ジャンルに流れる傾向の事をそう呼んでいるようだ。同誌のインタビュー内で曽我部恵一もそれに同調していた。まさに今、僕はそんな「26歳問題」の中にいると言ってもよい。もちろん、まだまだ「ロックでしかないロック」は大好きなのだが、今年惹かれた音楽には一般的に「ロック」ではないものが多く含まれている。十代の頃からギターが歪みリフを刻むロックが好きな身としては、「なんだか俺も年を取ったもんだ」とか思ってしまうが、そう悲観的になる事もない。ロック以外にも素敵な音楽が世の中には沢山あるものだと、ようやく気付かされるからだ。
 前置きが長くなりましたが、やはりこの中山うりなんかもロックしか見えなかったかつての僕には、退屈な音楽でしかなかったはず。一年ほど前から「美容師とミュージシャンを兼業している」なんてユニークな人物像から記憶にこそ残ってはいたが、アルバムを聴くには至らず。「しかし」なのか「とうとう」なのか、あるいは「26歳問題」なのかは分からないが、「お金を払ってまで聴いてみたい」と思える位置にいる事は確かだ。
 まだアルバムをフルで聴いた事のないシンガー・ソングライターなのだが、ネット試聴で幾つかの楽曲を聴いた限りだとボサノバ(?)やラテン(?)といった風に、ロックロックしている僕のCDラックには馴染みの薄い音楽を軸に、彼女のトレードマークである大らかな曲線を描き緩やかなメロディーを奏でるアコーディオンは、秒針のスピード感覚を狂わせる。ありきたりな言い方だけど、無理して聴こうとせず、そこに流れているだけで、のどかな時間を約束してくれる音楽だと思う。とても素敵だ。


↓  ↓  ↓


被推薦者 : ササキ・タカシ@管理人(26歳・男)

期待度 : ★★★

 恥ずかしながら僕の方も「26歳問題」だったりするわけなんですよ。とりわけ現在進行形で活躍している欧米の若いアーティストに最近はグッと来ないんですよねえ。(しかしアレっすね、『スヌーザー』誌発信のテクニカルタームをまるで音楽ブログ界の公用語のように使用してしまうのってちょっと照れますね。「98年の世代」とか)
 ただ僕の場合、他ジャンルの音楽に逃げるって行為は10代の頃からやっていた中二病リスナーだったわけでして、例えばミスチルとオアシスとジョン・コルトレーンとエイフェックス・ツインとモーニング娘。を一緒に聴けちゃう人間だったもんで、今さら「武満徹ってロックだよね」なんて意味不明なことを口走って周囲の人間の頭にハテナマークを点灯させるなんて愚直な行為を犯さないほどのTPOはわきまえているつもりなのですが、そうですね、最近はもっぱらオールド・ロックばかりを聴いては音楽の素晴らしさを噛締めていまして、あ、あれ? それって「26歳問題」とはちょっと違うような気もしてきましたが、とにかくロッキン・オン誌やスヌーザー誌で取り上げられているようなナウでヤングなアーティストたちの音楽にはちっとも居場所を見つけられなかったりするわけでして、うわ、「居場所を見つけられなかった」なんていかにもロキノンっぽいレトリックで恥ずかしいなあ。ところで何で大概のロック少年たちはロキノンに失望しスヌーザーに嫌気がさすと、ミュージック・マガジンとかリミクスとかそういう渋い方向に行ってしまうんでしょうかね? ちなみに僕はいまだにロキノンもスヌーザーもミューマガもリミクスもクッキー・シーンも舐め回すように購読している永遠の14歳なのであまり偉そうなことは言えません。でもBURRN!誌は新品で買ったことがありません。伊藤政則先生、ごめんなさい。
 さて、わけのわからない自意識過剰トークで行数を稼いでしまいましたが本題の中山うり。はっきり言って、鬼門です。静かで、アコースティックで、穏やかな女性ボーカルで、って音楽は僕にとってかなりの弱点だったりします。いや、弱点ってのは違うなあ、簡潔に言えば、苦手、なのです。昨年、カナダのFeistというアーティストの『The Reminder』ってアルバムが欧米で大絶賛されていましたが、そのアルバムなんてまさに「静かで、アコースティックで、穏やかな女性ボーカルで」での典型でして、シングル曲単体では普通に聴けたもののアルバム全体となると少しも引っかかるものがなかったのです。なんででしょうかね、嫌いなわけでは全くないんですよ。とにかく、引っ掛かりがない。矢野顕子でも聴けないアルバムが、多い。そこらへんに関してだけは「26歳問題」に直面しているであろう今の僕でも克服できていないんですよね。
 そういった意味での中山うり。僕が苦手とする要素をかなり兼ねそろえている彼女ですが、これがなかなかどうして、上記の2曲には、とても胸に染み渡るものがあります。良い、良いですよまさゆきさん。なんか出所不明のノスタルジーに心臓が苦しくなりますね。ミュージック・マガジン誌などで彼女の名前を見かけた時は「童謡っぽい曲をアコーディオン弾き語りで唄う人なんだろうな」っていうテキトーなイメージを持ってたのですが、サウンドはバンド編成みたいですし、ラテンだったりトロピカルだったりスラブだったりって様々な要素を無理なく“歌謡曲”に落とし込んでいるところにはちょっとハッとしてしまいます。何より、ボーカルが素晴らしいじゃないですか。名前とジャケットのイメージからもっと可愛らしい声を想像していたんですけど、実際はまるでジャズ・シンガーのような、それでいて酒臭くない穏やかな表情の歌唱。ああ、そうか、僕は彼女の声から匂いたつほのかな母性にノスタルジーを感じていたんだ。女性の穏やかさに何でもかんでも母性を感じてしまうのはマザコンの悪い癖ですね。反省します。
 しかしまあ、曲単位で素晴らしいと思えても、これがアルバムとなると話が別になってくるのが僕の耳です。もうすでに彼女の初のオリジナルフルアルバムは発売されているようです。みなさんはお聴きになっているのでしょうか。僕ももちろん近日中に聴くつもりです。母の帰りを待つ子供のような気持ちで、期待しております。


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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/12(水) 00:22:48|
  2. レコメンド
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

【レコメンド】 1000say

こんにちは、管理人のササキです。
『レコメンド』って企画を始めたいと思います。
前々から、うちで記事を書いてもらってるレビュアーさんとか他のブロガーさんたちとメールやらコメント欄などでやり取りしていて、「こんなバンドがいるんだけど、どう?」みたいな薦め合いをすることが多かったんですね。
僕はそういうやり取りが凄く楽しいと思ってるんですが、何とかその楽しさをそのままブログで記事に出来ないかと思い、こういう企画をやってみようかな、と。
とりあえず、試験運転。
たくさんの方々とこの企画をやれたらいいなと思っています。




推薦するアーティスト : 1000say


STARGAZER ORCHESTRASTARGAZER ORCHESTRA
(2008/07/09)
1000say-A THOUSAND SAY-

商品詳細を見る



【mysapace】 http://www.myspace.com/1000say


1000say 「ONE STORY」 PV




推薦者 : ササキ・タカシ@管理人(26歳・男)

期待度 : ★★

 1000sayと書いて「ア・サウザンド・セイ」って読む日本の若いバンドらしいんですけどね。数ヶ月前に秋葉原のタワー・レコードでやたらプッシュされてまして。女一人男三人のバンドのようです。聴いてもらえばわかると思うのですが、男女のツイン・ボーカルで、音は「ダフト・パンクをロック寄りにして砂糖をまぶしました」みたいなスィートで健康的な感じですね。
 実は彼ら、例によって「ポスト・スーパーカー」なんて有難いんだか有難くないんだかわからない呼び声が高いようでして、ま、男女ツイン・ボーカルだし、音自体もちょっと被る部分もあるみたいですし、そう言われてしまうのはわかる気はするのですが、まさゆきさん、そこらへん、どう思われます? 僕はスーパーカーにはそれほどの思い入れがあるわけではないので「ポスト・スーパーカー」なんてコピーを見ても期待も落胆もしないのですが、スーパーカー好きのリスナーからすれば、果たして現時点で1000sayはアリなのか、ナシなのか。「スーパーカーみたいだから良い」のか、「スーパーカーみたいだからダメ」なのか、はたまた「スーパーカーとは全然違うし面白くない」なのか、「スーパーカーとは違った部分で面白い」のか。
 僕としてはスーパーカーと中田ヤスタカをフェアに抽出したようなベタな感じは、全然嫌いじゃないです。長く聴いていれるか? と聞かれたら微妙なとこですが…


↓  ↓  ↓


被推薦者 : まさゆき(25歳・男) →非社会人的会社員が音楽なんかを語る

期待度 : ★

 多分、先にササキ編集長がこの企画の主旨やらを書かれていると思うので、そんな感じなのですが、正直あまり乗り気ではない。まず、一番の問題点は音源の少なさ。アルバム一枚を聴いてみて「あーだこーだ」言うのは今まで通りありだと思うけど、YOUTUBEなどの音源だけを数曲聴いて何か言うには、あまりにも判断材料が少な過ぎる。言ってしまえば無責任だし、音楽をやっている側にも失礼だと思う。「だったらお前なんなんだよ」と突っ込まれるが、「はい」と返事をしてしまったからには仕方がない。と、今度はササキさんに失礼な訳ですが、面白くなるのかどうかは全く分からないけど、とりあえず参加してみます。ネットやブログの様に軽薄な環境にあっても、それを通じて素晴らしい音楽に度々遭遇してきた事も事実だし、そうある事を願って…。
 では、ここからが本題ですが、1000sayなる男女ツイン・ボーカルの新人バンド。サビを中心に空間を埋めるだけのエレクトロニック・サウンドにはかなり萎える。歌詞カードを見ながら聴いた訳ではないけど、「机の中に思い出をしまい大切にしているよ」と。「いつかは約束の地で会おう」と。友情をどうしても美化したくてしょうがない様だ。別に悪くはないけど、高校生が学園祭のために結成して、その勢いで卒業ライブとかで歌ったら学校の女子を中心に人気が出る程度の世界観。
 秋葉原のタワレコで「ポスト・スーパーカー」とか呼ばれていたみたいですが、スーパーカーとの接点を見つけられるとしたら、「男女ツイン・ボーカル」と「エレクトロニック・サウンドの導入」くらいなもんなのか。健康的で爽やかなボーカリゼーションと音質にスーパーカーを感じる要素は皆無で、ただ単に編成が一緒なだけにしか思えん。つまり「スーパーカーみたいだからダメ」でも、「スーパーカーとは全然違うし面白くない」でもなくて、いま現在の僕の感覚で言うと「スーパーカーみたいでもダメ。そのバンドとは違うけど、彼(女)らもダメ」となる。
 いや~、「ONE STORY」って曲を聴いただけだからあれなんだけどさ。なんて言うか「ポスト・スーパーカー」って使い古されたコピーほど、新人バンドが損をするものも他にないと思う。ナカコーなんて『ロック・アルバム』では、キャリア内でのスーパーカーを完全に過去形にした感があるし、インタビューを見るとその先も見据えている訳で、「スーパーカー」という名を出す事が、新人バンドにとってもショップにとっても効果的だった時代は既に終わってしまったと。レコード店なりが使いやすいからって、やたらとコピーで使うのは若い芽を摘む一方ですな。スーパーカーみたいなバンドを応援するんなら、それこそナカコーの活動に耳を傾けて行きたい。


テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/19(金) 00:22:06|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

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プロフィール

ササキ・タカシ


このブログは、80年代に生まれ90年代の音楽を愛した、心は14歳、体は20代のロック少年が、2000年代に発売されたロック・ミュージックをレビューする感想サイトです。

点数基準
10点→生涯の名盤。
9~8点→夢中になれる傑作。
7~6点→良いアルバムだと思う。
5~4点→普通に聴ける。
3~2点→ちょっと退屈。
1点→良さがわからない。
0点→不快。

2009年5月より、採点の仕方をちょこっと変更。
pitchforkにならって点数を小数点第一位まで表示。
管理人の採点をちょっと甘めにしました。

当ブログで記事を書いていたただける20代の方、募集中です。レビューが書きたくてたまらない方、既に自分のブログをお持ちの方、ロックは好きだけど自分でブログをやるのが面倒臭い方、どんな方でもお待ちしています。むしろロックなんてあんまり聴かないような方、大歓迎です。ご連絡ください。

sasaki004y@yahoo.co.jp

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