放課後、図書館からロック・ミュージック。

Add some music to your day.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【レビュー】 The Strokes『Is This It』

今回のレビューは、米国のバンド、ザ・ストロークスが2001年にリリースした1stアルバム『イズ・ディス・イット』です。


Is This ItIs This It
(2001/11/06)
The Strokes

商品詳細を見る



活動休止中の救世主

7点 マサ太郎

挨拶遅れました。管理人様の温かい計らいにより、今週から執筆側で参加することになりましたマサ太郎です。本拠地ブログはライブドアさんの方なので、そちらもどうぞよろしくお願いします。さて、早速ですが本作の内容に触れましょう。管理人様からはロック雑誌っぽいアングルはやめてくれとキツく言われているので、今後のロック史を点描する際には100%に近い割合で利用されるであろう本作を、とりあえず自力で紐解かなくてはなりません。しかしそんな鬱陶しい付加価値付きの作品だからこそ、僕がどういうリスナーかを皆さんにアピール出来る格好の題材だとも言えるでしょう。どうぞお手柔らかに。

さて、導入が長くなってしまったので手短に言うと、ロックンロールの救世主だと讃えられいる割には、50年代の音から連想する僕のロックンロール像とは酷くかけ離れたものが、相変わらずここで鳴っている。しかも音的にはテレビジョンの直轄なので、熱心なベルベッツ原理主義者の僕としては、ニューヨーカーだろうとミニマルだろうと、ぶっちゃけ専攻と選好の範囲外だってのが正直なところ。人件費に見合わないスカスカの演奏が悪いとは思わないし、ポップなメロディがよく耳に馴染むってのも分かるが、ベルベッツやペイブメントに散々犯された耳に頑張って通してみても、残るのはせいぜいM5くらい。

もちろん僕もまだ20代前半の人間なので、これが今の若い世代にリアルなロックだってのが分からないでもない。例えばその、熱くなっても熱しきらないところなんかが、ロックの矛盾や無力さに自覚的な都会人にとってのリアルな「気分」なんでしょうが、例えば死にかけた人間がまるで風景の一部か何かのようになって、何事もなく道端に転がっているのを嫌でも見てしまう現代日本人としては、その未来像としてそう遠くないハズのニューヨークからこんなピンボケの写真を届けられたところで夢中になれるハズもなく、せっかくのブログ初登場の第一印象がこんな風になってしまいました。


シンプルで漠然としたもの

7点 永作佳紀

 初めてストロークスのサムディを聞いたのは5年前で、そのときはストロークスっていうバンドも知らなくて、でもサムディっていう曲は好きで聴いていた。1人のバンドなんだろうなと思っていた。そして今回のアルバムを聴いて、やっぱり1人のバンドなんだろうなと思った。それがまさか5人のバンドなんて思わなかった。それくらい音がシンプルに聞こえました。
 音楽って音が重なっていって重量感のある曲をいい曲だと思っていた。複雑にしていくほど良い曲だと思っていた。っていうかなんとなく複雑が良いって思っていました。この2週間ストロークを聴き続けて飽きないことにビックリしています。こんなにシンプルなのに飽きないのはなんで? よくわからないのです。シンプルだから飽きがくるとも思ってないけど、この何回も聴きたくなるのはなんだろう? と考えてしまう。
 ストロークスのみなさんは音楽が好きなんだなぁと思いました。自然体で好きなんだろうなって。そんなことが音楽に出るか出ないかなんてわからないけど、ボクがそう思わされたことにボクは興奮してしまった。
それが始まりでもう一度一周してなんで良いのか? 興奮するのか? を考えていると漠然としたことしか考えられなくて結局なにを考えているのかわからなくなる。ああなんかすげぇや。果てしないや。これからも聴き続けていくよー。


これなのか? 本当にこれで良いのか?

7点 ササキ・タカシ

 オアシスもレディオヘッドも、ミスチルもサザンも僕を救ってくれた。ありとあらゆるアーティストが、僕の気持ちを、気分を、感情を代弁してくれたんです。だから僕は、僕の感情をあぶり出してくれる音楽こそが“良い音楽”なんだと思っていましたし、今でもその定義に間違いはないと思っています。でも、僕の人生の中で、たった一枚だけその定義からハミ出る例外があって、それは僕の感情なんか少しも代弁してくれていなくて、リアルさなんてカケラも感じさせてくれないくせに、でもやけに頭から離れなくて、あげくの果てに知らないうちに鼻歌を口ずさんでしまっているという、とても意味不明で、説明困難な難儀な代物でして。
 『イズ・ディス・イット』。「これがそれなのか?」と題された、僕の音楽遍歴にしつこくこびり付く、大いなる謎。これなのか? 本当にこれで良いのか? なんて、それはこっちの台詞だよなあ。
 初めてこのアルバムを聴いた時の衝撃と言ったらもう、説明しようがありません。と言っても、良い意味ではないんです。どっちかって言うと悪い意味で凄い衝撃。だって、ねえ。僕はそれまで、こんなショボい音したロックを聴いたことなかったですよ。一応、僕みたいな音楽の素養がない人間でも“カッコいい音楽の条件”みたいなものを自分なりに考えていたわけで、それは例えば「グルーヴ感のあるよく通るボーカル」だとか「エモーショナルでドラマティックなギターリフ」だとか「疾走感のあるリズム隊」とか、そういうのを“=カッコいい音楽”だと信じて疑ってなかったわけですね僕は。でもこのアルバムには、あまりにも僕の思う“カッコいい音楽の条件”がそろってなさ過ぎたんです。いや、そんな身勝手条件がそろっていない音楽なんて世間には山ほどあるわけなんですけど、このアルバムの何が衝撃的だったかって言うと、にも関わらず、カッコいいと思える要素がなかったにも関わらず、このショボい音楽を、「カッコいい」と思っちゃってる自分がいたってことなんですね。
 初めて聴いた時からしばらく毎日のように聴いていました。で、最近はまた毎日のように聴いているわけですが、これが現在進行形で、何が良いのかさっぱりわかりません。少なくとも、僕はこのアルバムに収録されている楽曲のメロディが好きなようです。やっと最近それがわかりました。あと良いなあと思うのは、ガラガラのボーカル? テキトーそうなわりに良く音が分離されているアンサンブル? うーん、決定打にかけるなあ。あ、『Someday』のイントロが流れてきた。このイントロ、超好き。なんかもう、どうでもよくなってきた。くだらない感想文なんて書いてる場合じゃないよこりゃ。ギターを持たなきゃ。バンドをやるべきなんじゃねえの、俺? だって、こんなショボいサウンドを鳴らしているだけで、こんなにカッコいいロックを作ることができるのなら、誰だってすぐにロック・スターになれちゃうでしょう? なんつって、酷いアルバムですよ。そうやって世界中の童貞たちを勘違いさせちゃったんですよこのアルバムは。こんなもの、真剣に聴いてる自分が、バカみたいですよ。全く聴く価値なし。あ、『Hard To Explain』が始まった。これのイントロも素晴らしいなあ。歌い出しで完全にノックアウトだ。気持ちいー。
 『イズ・ディス・イット』。僕の音楽遍歴にしつこくこびり付く、大いなる謎。僕はこの謎を解明するために、日夜、このアルバムを聴き続けているのです。


参考リンク

ロックにミシン。  CDレビュー

Ordinary Man's Karma Blog | THE STROKES 「IS THIS IT」

起きロック 寝ロック The Strokes-Is this it-

ひながつ | The Strokes「Is This It」

999's Web Site | The Strokes - Is This It(2001)

でんきのウォールズ 其の二: 打破っ / THE STROKES

UK ROCKS~洋楽情報 | Is This It (THE STROKES)

非社会人的会社員が音楽なんかを語る:【21世紀の名盤を探せvol.01】The Strokes『Is This It』 - livedoor Blog(ブログ)


スポンサーサイト

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/05/11(日) 21:41:49|
  2. レビュー
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:5
<<それでは聴いてください、Nine Inch Nails “Discipline” | ホーム | それでは聴いてください、water “インテリアくらげ”>>

コメント

こんばんは。トラックバックして頂いてありがとうございます。
自動で反映する設定になっていなかったみたいで、ゴメンなさい。

ミュージックマガジンのクロスレビューみたいで面白いですね。
こんなブログ初めて拝見しました。勝手にリンクさせて頂きました。

ブログ始めたばかりで大した事書けていない身で大変恐縮ですが、是非参加したいです。
メールアドレス載せておきましたので、気が向きましたらご連絡宜しくお願いします。
  1. 2008/05/12(月) 02:09:30 |
  2. URL |
  3. まさゆき #vHb0py0c
  4. [ 編集]

>まさゆきさん

こちらこそトラックバックさせていただいてありがとうございました。
すいません、僕もつい最近トラックバックのやり方を知ったものでして、なんか重複になってましたね。
ご迷惑かけます。

相互リンクさせていただいて、大丈夫ですよね?

参加したいってことは、つまり、うちのブログで記事を書いていただけるってことですか!?
そりゃ是非とも書いていただければ嬉しいです。
詳しい話はメールでさせてください。
よろしくお願いします。
  1. 2008/05/12(月) 15:02:30 |
  2. URL |
  3. asrmftl #-
  4. [ 編集]

メールありがとうございます。

相互リンクもちろんOKです。てか、もうなっちゃってますね。

後ほど、メールをお送りしますのでご覧下さい。
  1. 2008/05/12(月) 22:05:51 |
  2. URL |
  3. まさゆき #vHb0py0c
  4. [ 編集]

asrmftlさん、こんにちは!
TBとコメントをありがとうございました。
またリンクの件、とても嬉しいです。
早速ですがこちらからもリンクさせていただきました。

まだまだ洋楽聴き始めて日が浅いので、asrmftlさんのブログのように内容が濃いととても参考になります。
これからも更新を楽しみにしております。
またお伺いいたしますね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  1. 2008/05/13(火) 14:50:10 |
  2. URL |
  3. リサ #yl2HcnkM
  4. [ 編集]

>リサさん

ありがとうございます。
早速リンクを貼らせていただきました。
またトラックバックさせていただくことがあるかもしれませんので、その時はよろしくお願いします!
  1. 2008/05/13(火) 21:45:54 |
  2. URL |
  3. asrmftl #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://asrmftl.blog62.fc2.com/tb.php/29-d2368120
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

The Strokes「Is This It」

Is This It The Strokes なんですか!コレ!めちゃくちゃいいじゃないですかーっ!! と叫びながら聴き始めたのが先月半ばのこと。それから何度聴いたやら。 なんと言えばいいのでしょうか。言葉足らずの私にはどんだけこのストロークスのファーストアルバム「Is Thi...
  1. 2008/05/13(火) 08:50:30 |
  2. ひながつ

ザ・ストロークス『Is This It』

The Strokesの1stアルバム『Is This It(イズ・ディス・イット)』。2001年発表。 しっかし最近の若いもんは格好イイよなぁ~。顔は小さいしスタイルはいいしさ。人間は、というか動物はどれもそうなんだろうけど、進化すると格好良くなるんだね。 で、本日はロックン?...
  1. 2009/02/10(火) 12:51:03 |
  2. ROCK野郎のロックなブログ

ランキング攻略中!

FC2 Blog Ranking  にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ 
クチコミblogランキング TREview  人気ブログランキングへ 

プロフィール

ササキ・タカシ


このブログは、80年代に生まれ90年代の音楽を愛した、心は14歳、体は20代のロック少年が、2000年代に発売されたロック・ミュージックをレビューする感想サイトです。

点数基準
10点→生涯の名盤。
9~8点→夢中になれる傑作。
7~6点→良いアルバムだと思う。
5~4点→普通に聴ける。
3~2点→ちょっと退屈。
1点→良さがわからない。
0点→不快。

2009年5月より、採点の仕方をちょこっと変更。
pitchforkにならって点数を小数点第一位まで表示。
管理人の採点をちょっと甘めにしました。

当ブログで記事を書いていたただける20代の方、募集中です。レビューが書きたくてたまらない方、既に自分のブログをお持ちの方、ロックは好きだけど自分でブログをやるのが面倒臭い方、どんな方でもお待ちしています。むしろロックなんてあんまり聴かないような方、大歓迎です。ご連絡ください。

sasaki004y@yahoo.co.jp

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。